顎(あご)のニキビというのは、多分顔全体のニキビの中でもトップクラスに「頑固なニキビ」と言える存在。
ですから、「顎にニキビができてからずいぶん経つのに、今もまだ治らない!」と悩む人はかなり多いはずです。
ですが・・・そうした人の行動パターンを見ていると、
「顎のニキビが治らない」と悩んでいる人の多くは、
実は「わざわざ顎のニキビの治りを遅くする要因を作っている」んですよね。
その中でも一番よくあるパターンが、「顎のニキビをついつい触ってしまう」ということ。
そんなに触ってないよ!と思うかもしれませんが、顎というのは人が無意識に触ってしまいやすい箇所なんですよ。
ちょっと頬杖をついたり、考え込んだ時に顎の下に手をやったり、
顎を触る仕草は多くの人がつい無意識でやってしまいがちなのです。
ニキビを触れば触るほど、ニキビに対して刺激を与えることになりますし、
何より、嫌な話ですが、人の手には雑菌がいっぱい。
ましてや仕事などでいろんなものを触った状態だと、その雑菌数は想像以上です。
つまり「顎のニキビを触る」ということは、
「わざわざ顎のニキビに雑菌をなすりつけて、ニキビにエサを与えているようなもの」
と言えるんですよね。
ですから顎のニキビが治らない、と悩んでいる人は、
まずは「顎を絶対に触らないように意識する」ということが大切です。
もちろん、手で触る刺激だけでなく、服や髪が当たっても刺激になってしまいますので、
「顎にマフラーやスカーフ・襟などが当たらないような服装を心がける」
「髪が顎に触れたりしないよう、束ねておく」
などといった工夫をすることも忘れずに。
また、睡眠の際もできるかぎり、布団や毛布が顎ニキビに触れないように工夫しておきたいですね。
絆創膏を貼って寝る、というのもひとつの手です。
ニキビに触ってもいいのは、
お風呂上りなど肌が清潔な状態でおこなうニキビケアの時だということをしっかりと認識しておきましょう。